VEC設立にあたって

設立趣旨


2019 年6月末現在、日本国内の在留外国人数は、282 万9416人で、総人口の約2.24%を占めています。この20年で約2倍に増加しました。ますます多言語・多文化化しつつある日本社会において、在住外国人に対する日本語学習支援が喫緊の課題となっています。2019年6月21日、「日本語教育推進法」が参院本会議で可決、成立しました。地域における外国人の日本語学習支援については様々な施策が積み重ねられていますが、今なお外国人に対する学習支援は十分であるとはいえない状況にあります。

世界全体で難民の数は約7000万人を超えたと言われています。2019年の日本における難民認定者申請者数は10,375人でしたが、難民認定を受けたのはわずか44人に過ぎません。難民認定を受けた者は、文化庁の「条約難民及び第三国定住難民に対する日本語教育事業」によって公費負担で約180日間の日本語教育を受けることができます。しかしながら、難民認定をほとんど受けられない現状では、難民に対する公的な日本語教育の政策は非常に立ち遅れていると言わざるを得ません。

こういう状況の中で、ミャンマー(ビルマ)出身の難民であるチョウチョウソー氏がパートナーのヌエヌエチョウ氏とともに立ち上げたのがVilla Education Center(VEC)です。VECは2014年6月に高田馬場のアパートの一室を借りて始まりました。ミャンマー出身の難民的背景を持つ人々を主な対象にした日本語教室(日本語活動)が中心の活動内容となっています。その活動に立ち上げから関わっているのが東京女子大学教員の松尾慎やその指導学生たちです。早稲田大学を中心とする他大学の学生たちも関わってきました。多くの人々に支えられ、2020年8月現在、253回の活動を重ねてきました。また、この活動とは別に、日本語能力試験対策クラスも開いてきました。

 VECは日本語学習の場以外の役割も果たしています。一つは在日ミャンマー人に対する生活サポートです。各種書類の作成や各種資格試験のサポートなどを行ってきました。もう一つは、日本語教育を担う人材の育成です。この活動に関わる大学院生や学部生たちは活動に関わることで、日本語教育を担う人材として少しずつ成長を遂げ、日本国内外の機関で活躍しています。つまり、VECは在日ミャンマー人に対する各種サポートだけではなく、日本語教育に携わる人材の育成の場としても機能してきました。さらに、2018年からミャンマー国内の教員研修も行っています。これまでに、2度、小中高の教員を対象とする「参加型学習」のワークショップを行ってきました。このワークショップは「教師が一方的に生徒に教えるだけの暗記偏重型のミャンマーの教育を改善していきたい」との思いをもつチョウチョウソー氏と松尾、その他のメンバーによって実施されました。

 すでに6年間、活動を継続してきたVECですが、その活動を益々、発展させ、なおかつ活動を安定させるため、そして、より多くの方をサポートし、より多くの方に関わっていただくため、任意団体としての道を歩もうと考えました。今まで以上に、社会的課題に向き合うことがVECの使命であるとの思いから、ここに任意団体Villa Education Centerを設立します。

       任意団体 VILLA EDUCATION CENTER 

代表理事 松尾慎

2020年8月


 

こんな活動をします     

事業内容   

                     

⑴ 日本語を用いた相互学習活動

⑵ 日本語能力試験、各種資格試験等サポート

⑶ 地域日本語教育・難民に対する日本語教育に携わる人材の養成

⑷ 各種申請書類記入や生活支援サポート

⑸ ミャンマーの公教育に対する支援プロジェクト

⑹ 多文化共生に関連する啓蒙・普及活動 


 詳しい規約・事業計画はこちら              規約・事業計画書



なかまたち

主な活動メンバー紹介

松尾 慎

VEC代表理事

東京女子大学教授

自転車大好き

チョウチョウソー

VEC副代表理事

レストランルビー店主

NHK国際放送アナウンサー


五嶋 友香

東京女子大学 

最近お弁当作りにはまっています  

佐々木 彩乃

日本語教師

趣味:旅行、カラオケ

ラーメン食べ歩き

謝 霄然

早稲田大学大学院

西村 愛

東京女子大学 

スパイス料理にハマっています! 

矢部 紬

青年海外協力隊

VECでたくさんのことを学びたい! 

吉村 洋子

VEC事務局

日本語教室・各種資格試験・担当 

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